生きるのが下手くそなエッセイ

人生に悩みまくりの僕カシコが、エッセイやコラムを気が向いたときに書いていきます

就活に2度失敗した20代の僕が、今幸せな理由

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就職活動。それは多くの人が職を得るときに経験するものだ。
企業にESやら履歴書を出し、いくつかの面接を潜り抜け、内定を手に入れる。
僕はそんな就職活動を、ひょんなことから2回行った。
ただ、結果はどちらでも内定をもらえなかった。
とはいいつつ、僕は今めっちゃ人生をエンジョイしている。
それは宝くじが当たったとか、株で当てたとか、金銭面的なものが原因じゃない。
人生を楽しく生きるアイデアを手に入れたからだ。

これまでの経緯

僕は現在、非正規労働者として働いている。
どのような形でここまできたのかを、簡単に振り返ってみる。

1回目の就活

大学には当初進学する予定はなかったが、親の勧めなどもあり、とりあえず地元の国公立大学に進学した。そして、3年生になると周りに流されるように、就活をし始めた。

と言いたいところだが、僕は始めなかった。なぜなら、僕は働きたくなかったからだ。そして就活がダサいと思っていたからだ。

その結果、春になってもまともに就活をしていなかった僕は、周りで内定や内々定が出る中、一人「無い内定」になった

この時期が僕の人生で最も落ち込んだ時期だったが、その話はまた後日。
無い内定となっていた僕は、色々あったものの大学院進学という選択をした。

2回目の就活

勘違いしないでもらいたいのが、僕は文系ということだ。つまり文系の大学院に進んだ、ということ。世間一般的には、理系は大学院(修士)を終えてから、文系は学部を卒業してから働き始める人が多いと思う。

僕はどちらでもなかった。
文系大学院の修士課程に進学した。

文系の場合だと、就職だけを考えたら、大学院よりも学部卒の方が有利だと考えられている。

その理由としては、専攻にもよるが、文系の大学院では職に役立つ専門的な知識を得るわけではないからだ。あくまで研究の知識となる。

僕の専攻も人文学系なので、それは同じだった。
それなのに、入社する際の初任給は、年齢の関係で、学部卒よりも高い。

仕事に使えないのに、給料だけ高い。
文系大学院生をそう捉える企業からすれば、学部卒を多く採用したいのはわからなくはない話だ。(ただ僕はそこに反論を持っているが)

どちらにせよ、大学院に進学したことで、もう1度就活を行う機会を得たのは事実だ。また学部時代とは異なる大学院に進学したこともあり、ネームバリュー的には、かなり価値が上がったのも事実だった。(学歴ロンダリングを狙ってその大学院を選んだわけではない)

そして何より、1度就活に失敗していることから、自分がどうして就職活動を上手くできなかったのかがよくわかっている。

はずだった。

2度目の就活もだめだった。再びどの企業からも内定をもらうことはできなかった。2年前の自分の反省をあまり活かすこともできず、結果として2度目の「無い内定」のまま、僕は春を迎える。

だが、このままでは生活ができない。博士課程に進学をして研究者になるという選択肢は僕の中にはなかったので、なんとかして働いてお金を稼ぐ必要があった。

急いで継続的にお金が入るであろう職を探した結果、今の非正規の職を見つけ、働くことができている。

どうだろう。大学院にまで進学して、2回も就活を失敗し、現在は給料も安い非正規で働いている。実際に自分がこんな状況にいるときに、あなたはどう感じるだろうか。

ただ僕は、今の人生をエンジョイしている。

もちろん嫌なことや落ち込むことはあるけれど、基本的に楽しい人生を送っている。
僕がそう考えることができるのには、いくつかのアイデアがあったからだ。