生きるのが下手くそなエッセイ

人生に悩みまくりの僕カシコが、エッセイやコラムを気が向いたときに書いていきます

100日間続けたい新卒のブログ(4日目):推しが武道館いってくれたら死ぬ、他

こんにちは

元文系大学院生の新卒です。

今日はお休みの日ということで、昼更新です。

外が明るいですね。

同時に花粉もすごくて、家の中にいても鼻水ずるずるです。

薬全然効かないし、もうやだ。

コロナで外にも出れず、家にいても花粉に苦しめられる。

ここは地獄ですか?

とまぁ愚痴はさておき、今日もブログを更新していきます。

今日の予定トピックはこちら

<推しが武道館いってくれたら死ぬ>

<文章と僕~中学編~>

<似非デザイナー>

あれ?

そう思った方もいるんじゃないでしょうか。

そうなんです、昨日の続きである

<文章と僕~中学編~>

の上に、

<推しが武道館いってくれたら死ぬ>

という謎の文言があるのです。

先に謝ります、ごめんなさい。

今日はこれについて書きたいので、

こちらを優先しました。

明日は(きっと)昨日の続きを書きます…。

それでは、早速いってみましょう。

<推しが武道館いってくれたら死ぬ>

こちらの文言、そもそもなにかというと、

今年の1月~3月にかけて放送していたTVアニメです。(以下URLは公式HPに飛びます)

https://oshibudo.com/

どういうアニメかというと、

地下アイドルを全力で応援するオタクを描いたアニメ

です。

まって!いまここで、そっ閉じしようとした人待って!!!

違うんです、オタク向けアニメとか、そんなんじゃないんですよ、これ!!

ちゃんと人間関係を絡めた、コメディ作品なんですよ!!

ちょっとだけ話を聞いていってくださーい!

という発言がすでにオタク(そもそも死語感ある)っぽいですが、

ようするにこのアニメが最終回を迎えて、とてもよかったということです。

なので、どこら辺がよかったのか、という話をしていきたいと思います。

<グループ間のバランス>

まず一つは、登場人物たちのグループ分けとでもいえるものです。

先にも述べた通り、このアニメの主人公はえりぴよというオタクです。

見た目は普通の女性ですが、中身は完全なるオタクです。

服装を見てもらえばわかりますが、推しの握手券のため、

服代のお金をけちった結果、学生時代の体操服で基本生活をしています()

このえりぴよを中心に、仲のよいオタクたちが毎回話を進めていきます。

これをオタクグループとでも名付けておきましょう。

 

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©平尾アウリ徳間書店/推し武道製作委員会 公式HPより引用

ではそんな彼女彼らが推している(応援している)アイドルはというと、

ChamJamという7人組の女性地下アイドルです

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©平尾アウリ徳間書店/推し武道製作委員会 公式HPより引用

主人公であるえりぴよが推している(特に応援している)のは、

一番右にいる舞菜(マイナ)です。

メンバーカラーはサーモンピンクです。

ただこのアニメで僕が感心したのは、

こちらのアイドル達も重要な登場人物となっている

ということです。

つまり、アイドルたちの目線から、話を進めることが多くあり、

彼女ら(特に舞菜)も主人公のような扱いをされています。

ここでかれらをアイドルグループと名付けましょう。

つまり、このアニメは、一つのイベントに対して、

オタクグループとアニメグループの両視点から楽しめる構成

を取っているということです。

特にアイドルの私生活を知ることができないオタクたちと、

実はオタク側ともっと仲良くしたいアイドル達など、

本来は互いに知りえない感情や状況が発生します。

しかし視聴者という立場はそのどちらも見聞きすることができるため、

まるで神のような立場から作品を楽しむことができます。

この立場故のもどかしさみたいなものも感じることができ、

毎週一つの楽しみとなっていました。

<各人物へのフォーカスの当て方>

次に挙げるべきは、各登場人物への焦点の当て方でしょう。

先にも言ったように、この作品では、

オタクとアイドルという大きく分けて二つのグループから物語が展開します。

ただ、それぞれのグループ内でも、

各個人の心情やイベントをしっかりと深堀していきます。

例えば、えりぴよのオタク仲間のくまささん。

 

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©平尾アウリ徳間書店/推し武道製作委員会 公式HPより引用

彼は、ChamJamのセンターである、れおを推しているのですが、

そのれおへの思いや、過去にれおとの関係で感じた葛藤などが描写されていました。

見た目はステレオタイプなオタクですが、

その行動原理に納得できるような厚みが持たされていたと思います。

またアイドルグループでも、個人への深堀りは行われていました。

彼女は、僕の推しとなった、ChamJamナンバー2の眞妃(マキ)です。

 

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©平尾アウリ徳間書店/推し武道製作委員会 公式HPより引用

彼女はしっかりとしていて、グループ内でもお姉さんキャラでしたが、

同じグループのゆめ莉と仲が良く、その二人の関係性が深堀りされていました。

ゆめ莉はダンスが得意なのですが、その性格から前には出たがりません。

そのゆめ莉に活躍してほしいと、眞妃は彼女をサポートしようとするのです。

ここら辺の関係性が、うまく構築されていて、二人の絡みは心を和ませてくれました。

今挙げたのは一例ですが、他にも様々な個人の思いや関係にフォーカスがされています。

アニメを見るうちに気づいたら、推しているキャラクターができていることでしょう。
<ちゃんと描いたライブシーン>

次に挙げるのが、アーティストものとしての一面です。

いくら地下アイドルといえど、それは歌手ということにもなります。

つまり歌や踊りは避けては通れない、ということです。

ここをどうクリアしてくるのかが、このアニメを見始めたときの一つの疑問でした。

しかし、このアニメすごかったです。なんと

ライブシーンをほぼ全編書いてきました、しかもアニメ(×CG)で

アイドルアニメだと、アイドルマスターラブライブ!など様々なものがありますが、

CGを効果的に利用していくというのは、ここ数年一般化しているように思われます。

(特にアプリとかは顕著ですね)

そんな中でこの作品は、ライブシーンを手書きアニメーションで仕掛けてきました。

しかも、ある程度のクオリティに仕上げてきています。

(個人的な感覚にはなりますが)

手書きでも静止画や、カクカクした動きになりがちな中で、

(それが悪いとは言っていません)

おお!ヌルヌル動いてる!

と感じられるクオリティのものを出してきていました。

12話完結のアニメでこれに挑戦したのは、素晴らしく恐ろしいな…、

とリスペクトの念を抱かずにはいられませんでした。

また歌もオリジナルで数曲用意されており、

ダンスと共に楽しむことができました。

ライブというアイドルアニメでは欠かすことのできない場面に、

全力投球してきた作品だったと言えるでしょう。

<声優の無駄遣いという遊び心>

最後に少し、アニメファン的な観点からの楽しみをお伝えします。それは

声優の豪華さ

です。

このアニメ、かなり有名な声優さんが出ています。

例えば、キャプテン・アメリカの声を担当した中村悠一さん。

銀魂の主人公銀さんでおなじみ、杉田智和さん。

様々なアニメに出演する演技派声優の伊藤静さんなど、

他にもたくさんの有名声優さんが出演していらっしゃいます。

ただ一つ、付け加えなきゃいけないのが

全員モブキャラ

です。

え?と思った方もいらっしゃるでしょうが、僕も当初全く同じリアクションをしていました。

アニメの中でアイドルたちとの握手会で、

「時間です、ありがとうございました」

とだけ言うはがし役の人がいるのですが、

なんとその声が中村悠一さんでした(笑)

えぇ!?と思ってキャストを確認しましたが、間違っていませんでした。

先ほど挙げた他の声優さんも、全員モブキャラです。

アイドルの運営スタッフや、出番が少ないアイドルファンなど、

そこかしこに有名声優が紛れ込んでいました。

ただ次回予告の担当が、これらのキャラだったので、

そこで「あぁ~!」と気づくことが多かったですね。

というわけでアニメファンにもうれしい、

遊び心をちりばめていた作品だったと言えます。

<まとめ>

ここまで長々と書いてきましたが、『推しが武道館いってくれたら死ぬ』は

演者とファンの両面からアイドルを描いた作品

として、おもしろい作品になっていたと言えます。

ふと見始めた作品でしたが、気づいたら毎週楽しみになっていました。

全12話ですが、最終話は上に挙げた要素がすべて入った、大団円となっています。

よければ、配信サービスやBlu-ray、DVDをチェックしてみてください。

個人的には二期も期待しています。

制作人の皆さん、改めてこんないい作品を届けてくれてありがとうございました、

そして、お疲れさまでした!

 

 

というわけで、今日はノリに乗っていつもの倍以上書いてしまいました。

まぁ休日だし、たまにはいいですかね。

昨日の続きは、きっと明日書きます…はい…。

それでは、今日はこの辺で。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

ではでは、また明日。

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