生きるのが下手くそなエッセイ

人生に悩みまくりの僕カシコが、エッセイやコラムを気が向いたときに書いていきます

100日間続けたい新卒のブログ(5日目):文章と僕~中学編~、他

こんばんは

元文系大学院生新卒です。

いろいろ作業してたら、危うくブログの更新忘れるところでした。

三日坊主を超えたからといって、油断は禁物ですね…。

気を引き締めていきたいと思います。

というわけで、本日の予定トピックはこちら

文章と僕~中学編~

<似非デザイナー>

<作業作業とはいうけれど>

一昨日のブログの続きから書いていきたいと思います。

それではさっそいいってみましょう。

文章と僕~中学編~

これは、一昨日に書いた記事の続編となっています。

もし、お読みでない方がいたら、よければ先にそちらを読んでみてください。

 

becinema.hatenablog.jp

 

さて、小学校の読書感想文が学校からコンクールに選出されたものの、

なんの賞を取ることもなく、僕の小学生時代は終わりました。

ここまでだったら、ただただ文章を書くのが早くなったなぁ、

という感想・感覚だけで終わっていたでしょう。

ですが、僕が文章との距離を縮めるもう一つのきっかけが中学校で訪れます。

中学に入り僕の最初の担任となったのが、国語の担当教師でした。

癖が強いものの、人間味にあふれ、独特のセンスを持っている人でした。

色々怒られたり、反感を持ったりもしましたが、

多分この人すごい人なんだろうなぁ

と感じ、良好な関係のまま一年生を終えました。

結果としてその先生は、中学の三年間、僕たちの学年を担当していました。

そして、中学は三年の夏まで進み、とある出来事が僕におこります。

夏休み直前のタイミングで、例の国語教師に呼び出されたのです。

え!?なんで!?おれ何かした!?!?

と、完全に小学生の時と同じリアクションをしていました(笑)

で、おそるおそる話を聞きに行くと

あんたさ、税の作文書いてみない?

といわれました。

は?税?と鳩に豆鉄砲状態でした。

要するに、夏休みの課題の作文の代わりに、

行政が募集している税の作文コンクールに応募する人を探していて、

僕の文章力を見越して、提案した、とのことです。

僕としては課題の作文に飽きていたのもあり、

気軽にOKしました。

そして夏休み、早速税の作文に取り掛かろうとしました。

テーマはあやふやですが、たしか、

税に関することなら割となんでもOK

みたいな感じでした。

このなんでもOKが逆に僕を苦しめました。

そもそも税についての関心なんて、当時の僕にはありもしませんでしたし、

何を書いてもいいといわれると、逆に何を書けばいいかわからなくなりました。

しかも、形上は行政へ提出するもの、変なものは出せないはず…。

うーん。これは困りました。

悩んだ結果、僕は答えを自分の外に求めました。

ネット検索をしたのです。

もちろん、作文をまるごと盗用するということではありません。

世の中で税について、どのようなことが話題になっているか、

調べてみようと思ったのです。

しかし中学生の僕は政治にそこまで関心を持っていなかったので、

ニュースの内容などもあまり理解できていませんでした。

ただ当時は箱物行政が批判されており、これはなんとなく共感したので、

その内容で書くことにしました。

内容としては、

税金を集めるのはいいんだけど、ちゃんと意味のあることに使ってくれ

という、至極当然の内容でした。

夏休みが明け、その作文を例の国語教師に提出すると、

「うーん、これでは(コンクール)通らんな」

と笑われながら言われました(笑)

僕自身、あまりいいものが書けた気もしなかったので、

なんかうまくかけなくてすいません、みたいなスタンスだったと思います。

そんなこんなで受験も近づいてきて、周りを見ながら勉強に勤しんでいたころ、

突然の出来事が僕を襲いました。

別のクラスの担任だった例の国語教師が、

わざわざ僕のことを教室まで呼び出しに来たのです。

ええええええええ、またなんかやったの!?今度は何!?

と全く学習していないリアクションを繰り返しました。

ビクビクしながら、その教師のもとに向かうと開口一番

「あんたの作文、受賞したから」

と言われました。

は?作文…ってなんの?となるぐらいには時間が経っていました。

税の作文、と言われて、あ!あれですか!えぇ!?と驚いたことを覚えています。

先生も、

あれで通るとは思わなかったなぁ

と、本音で話をしてくれました(笑)

ただ受賞は受賞なので、賞状とか景品とかを受け取ってこいとのことでした。

後日、よくわからない場所で、よくわからない賞状と、よくわからない景品をもらい、

僕の税の作文受賞騒動は幕を閉じました。

ただ、ここで一つ確信を持ったことがありました。

それは、

僕の文章は、どうやら人よりかはいい感じらしい

ということです。

なぜそうなのか、どこがそうなのか、という部分はわかりませんが、

とりあえず文章に自信を持ってもいいんだな、

というある種の自負を持つことができました。

 

以上が、僕と文章の出会いから発展までになります。

正確にはこの後も、大学や大学院でいろいろあったのですが、

それはまた今後にとっておきましょう。

ただ間違いなく、僕と文章の関係のベースができたのはこの時期にかけてです。

そのおかげで、僕はこうやって今も楽しく文章を書くことができています。

決して、あの二人の先生は読んでいないでしょうが、

この場所を借りて、お礼を言いたいと思います。

ありがとうございました。

 

とりあえず、この話をちゃんと完結できてよかったです(笑)

続編を投げっぱなしにするのも僕の得意技なので、

なんとか回避できました。

もう複数個のトピックに触れられてないことを気にしなくなっている自分もいますが、

また明日以降書いていければと思います。

というわけで、ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

それでは、また明日。

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