生きるのが下手くそなエッセイ

人生に悩みまくりの僕カシコが、エッセイやコラムを気が向いたときに書いていきます

100日間続けたい新卒のブログ(14日目):<おっちゃああああん!!>、他

こんばんは

今日めっちゃ眠いです。

元文系大学院生です。

なんか朝からずっと眠くて…。

仕事中も結構うとうとしちゃいましたね。

目の前の先輩は見てみぬふりをしていました。

先輩、ごめんなさい。

というわけで今日の予定トピックです。

<おっちゃああああん!!>

<こだわりと人気>

<職と食とショックと>

今日はもしかしたら初めて、トピックをまたぐかもしれません。

※またぎませんでした

ついに、トピックが本来の存在意義を持ち始めましたね…。

※持ちませんでした

では、早速行ってみましょう!

 

<おっちゃああああん!!>

今日のお昼は、吉野家でした。

残念ながらテレワークなんて導入される気配すら感じない私の職場では、

全員がいつも通り出勤しています。

今後はどうなるかわかりませんが、

とりあえず今日もそんなわけでいつも通りの昼休憩でした。

最近なかなかラジオを聞く時間がないので、

通勤の往復や、昼休憩中に聞くようにしています。

ただ、吉野家で牛丼食べ終わった後に長々と居座るのもな…

と思い、食事後に公園で休むことにしました。

職場に戻らない理由は、一人になれるスペースがないからですね。

常にだれかがいるので、

下ネタ盛りだくさんのラジオ聞いてにやついてなんかいられません。

そんなわけで、近くの公園に向かったところ、

噴水の周りが空いていて座れるようになっていたので、

そこに座ることにしました。

他にも結構人はいましたが、

ちゃんとソーシャルディスタンスは守っていました。

(気まずくて離れているだけの可能性も否定はできないですが…)

僕が座ったタイミングでは、となりにおっちゃん一人と、

若い男女数人が座っていました。

 

<楽しそうやなぁ>

僕以外のみなさんはお弁当なんかを黙々と食べているわけですが、

急に

わーっ!

と声が聞こえました。

なんだ!?と思って振り向くと、

噴水の水が風にあおられて、

水しぶきが若い男女に襲い掛かっていたのです。

水しぶきとはいっても、そんなびしょびしょになるようなものではないので、

なんだか楽しそうだなぁと思っていました。

ただ、ラジオを聞くために出していた僕のスマホは、

気づかぬうちに画面がべちゃべちゃになっていましたが()

 

<逃げるおっちゃん、そのとき事件は起こった…>

僕のスマホに水がかかるぐらいなので、

となりにいるおっちゃんも言わずもがなです。

おっちゃんはイヤホンをしていましたが、

水が冷たかったのか、とっさに立ち上がり噴水から距離を取りました。

おっちゃんびっくりしとるやん(笑)と思ったそのときです。

身一つで立ち上がっていたおっちゃんが、

突然噴水の中に前傾姿勢で飛び込もうとしました。

は!?と思った俺は、おっちゃんを引っ張ろうかと思いましたが、

おっちゃんは体を起こしました。

なんだ、外出自粛でストレスでもたまってるのか…?

と僕は感じました。

ただそこにあったおっちゃんの顔は、

すごく悲しい表情をしていました。

その理由は至極簡単でした、席を離れた際に、

おっちゃんの弁当箱の袋が水の中に落ちてしまったのです。

おっちゃんの弁当は手作り弁当でした。

弁当袋も保温性が高そうな、布を使用したものでした。

なんとか拾い上げたそれは、すでにべちょべちょでした。

それはおっちゃんが心の中で流したように見えました。

おっちゃん…。

僕は心の中で、ぽつりとつぶやきました。

このおっちゃんの惨劇を目撃したのは、

多分僕だけだろう。

他人からみたらしょうもないことかもしれない。

でも昼休みの一瞬のうちに起こった惨劇は、

本人からしたらどれほど残酷なものだったのだろう。

せっかくの憩いの時間が奪われ、

代わりにべちょべちょの弁当袋だけが残る。

少し想像すればわかる。

あぁ、これは小さな地獄だ

と。

そんなことを考えながら、おっちゃんどんまいやで、

とか心の中で僕は思っていました。

でもおっちゃんは僕が思ったよりも心にダメージを負っているようでした。

拾い上げた弁当袋をもう一度水の中に落としたのです。

あぁ…もうこの昼休みは完全に地に落ちた。

それは形容しがたいほどの悲しみと憂いに満ち満ちたものとなったことでしょう。

おっちゃん…新卒の俺にこんなこと言われるのも癪かもしれんけど、

強く、生きるんやで。

 

これが今日の昼に僕が体験した、おっちゃんの話です。

たまには趣向を変えて物語風に書いてみました。

意外と筆が進むものですね。これからも気が向いたらやろうかな。

というわけで本日はここまで、お読みいただきありがとうございました。

それではまた明日、ばいばい。

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